つちやみきコラム
19 03 08 Fri

Vol.18「孤独でさみしいの?」

最近、お年頃ですので、夜なるべく出歩かないようにしています。夜のお食事のお誘いはなるべくランチでお願いします。疲労回復スケジュールを組んでおります。

で、そうなると、夕方から家にいることになるわけですが、中学生の息子は部活や遊び、塾などで帰りが遅いのです。夫も宴席や出張が多く、いない日が多いのです。

慣れないので、息子に塾をやめてほしいと頼みましたが「あ、それは無理」とフラれました。

 

そうなると、ひとり。私、ひとり。太郎という犬がいますので、正確には太郎と私。

・・・静かです。

 

でも、これを寂しいというとか、孤独だということは違うかな、と思います。しかし、カウンセリングをしていると、このような状況を孤独と感じて悩み病んでいる人は少なくありません。中高年クライシスと呼ぶこともあります。

 

「今まで頑張って家事や育児をやってきた結果がこれですよ。本当にやりきれない・・涙」という人がいる訳です。ん?

あなたは、みんながそれぞれの世界を持って元気で活動しているという最高の結果を出したではないですか、と思うわけです。「なんだかんだ言っても元気に育てたで賞」という土屋賞をあげたいくらいです。商品は、みかんです。

 

なぜ、そんな風に自分の人生をなげくことになるのでしょう。

 

人生には、それぞれの時期にやらなくてはならないことがあって、それは人それぞれが違う時期にやってきます。私は、子育てと介護が同じ時期にやってきましたから、10年ほどは忙しくてあまり記憶がありません。それは仕方ないことだと思って一生懸命やっていたのでしょう。

 

親はいつか死ぬ、子どもはいつか旅立つ、夫は加齢臭がする年齢になる。

 

それはそうでしょう。当たり前のことなのだけどね。つらいこともあるよね。わかるよー。

でも、人間はそれぞれの変動する人生の中でそれにあわせて生きていくしかないのですよね。家に「シーン…」がきたら私は漫画を読みます。吉田戦車です。

 

時期に合わせて自分の生活や体調、お金の使い方も変化させていくのです。色々なことが変化しているのに、自分の生活や行動を変えない人は多いのです。アスリートもそうです。年齢が変化したら身体が変化するから、コンディショニングの仕方も変えなくてはいけないのにそのまま続けていてなんだか調子がよくない、と言っているわけです。

 

何を変えて、何をやめて、何を始めるのか。

どこにお金を使うのか。

 

年齢が変化する、身体が変化する、時代も変化するのです。周りの環境が変化しているのに自分が変わらないから「孤独」を感じるのです。

私は、40代後半になって早く寝ることで、心身の調整をし始めました。余分なものを欲張って持たないことをし、食べ物にはお金を使うことにしました。

 

自分は自分の足で立たないとダメなのですよ。オトナだけど心の自立。身体の自立。

Stand your ground!