つちやみきコラム
18 12 07 Fri

Vol.12「ごはん」

ご飯はおろそかにしないことがモットーの土屋です。好きな言葉はカロリーです。

 

カロリーってね、心身のエネルギーになるのだけれど、もっと辿ると、私たちの心身を調整しているホルモンもカロリーがだいぶ必要で、特にコレステロールが必須なのです。

日本は食に対する考え方がまだまだ未熟です。

 

「子どものときに正しい食事をしていたものは、プロになってからケガが少ない」という論文もあります。(インゴ・プロペーゼ教授・ケルン体育大学)

 

しっかりとした身体を作るのには、フィジカル、メンタル、テクノロジーが大事なのですが、今、多くのアスリートや子どもたちに指導する中で思うのは、メンタル、イライラ、眠れない、という保護者の悩み。確かに、メンタルや眠るということは重要課題ですがその悩みを招いている原因が、フィジカルを作れていないということに気が付いていないのです。スキル(技術)とフィジカル。そして、それらをつくる‘ごはん‘。

 

“ごはん”についてみんなどう思っているの?

 

ただやみくもにネットの情報を信じて、キーっとなるのをやめなければ本当に強いフィジカルは造れません。まず必要なのは、身体の仕組みを理解することです。

例えば、添加物がなぜあまりよくないか知っていますか?

 

添加物が入ると、それに多く含まれる「リン」が「カルシウム」と結合して、体外に排出されやすくなってしまうのです。成長期の子どもにとって「カルシウム」が必要なのは知っているはずです。それに糖質や脂質、タンパク質が不足となれば、ケガや病気、イライラ、集中力欠如が起こって当然なわけです。

 

私は、気分でアドバイスしているわけではありません。これは学問です。

それが中々伝わらないのは、私の力量の無さか、カロリーの摂りすぎか、動物が好きすぎるからか。ああ、努力します…。

 

子どもも大人も、食事、睡眠、休養が少しずつ足りないと、徐々に心身が弱っていきます。気が付かないくらい少しずつね。それにストレスが加わったらガツンと疲れます。この場合、ストレスによってやられたように思えますが、その前が大事。身体の準備が大事です。それは、筋肉があるとか無いとか、見た目ではありません。筋肉があるのに、「カラダ弱っ!」って人、たくさんいますからね。ダサいです。自分の身体を知らないということなのです。

 

自分で自分のことを間違えている人、たくさんいます。

他人のことはよくわからないけれど、せめて自分のことは間違えないでね。

 

「それ、今のあんたが真似したって駄目だから。」以外のアドバイスはありません。