つちやみきコラム |
18 10 26 Fri
Vol.9「おまえ、面白くないぞ…」 |
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こんにちは。腕が太い土屋です。先日、面白い文献を読みました。
「キメラ」と呼ばれる現象を知っていますか?「腕だけ男性であとは全部女性」という風に一部だけ性別が違う固体が存在するそうです。あ、私、キメラだわ…と思いましたが、毎日食べるプリンが原因であることも否めないので、人には言わないでおこうと思います。
さて、突然ですがあなたは幸せを感じるときはどのような時でしょうか。
幸せを感じる一つの要素として「安心」や「リラックス」というものは欠かせません。「あの人と一緒にいるとなぜか安心する」「この時間はすごくリラックスできる」など力の抜ける時間を多く持つ人が幸せな時間を多く持つと感じているのかもしれません。
科学の本などを読んでいると時々“揺らぎ”という言葉が出てきます。この“揺らぎ”がリラックスに関係しているようです。
少し前にノーベル物理学賞で話題になったヒッグス粒子(素粒子)などの発見も、この揺らぎから始まっているとされています。揺らぎは物体が動くという根本になります。そして、どう動くかはどのように“揺らぐ”ことが出来るのかに影響されます。
(難しくないから最後まで読んでね。)
24時間動きません!という人はもはや人形です。全力で仕事頑張ります!と言う人は、ほとんど頑張らないし、真面目な人の話は78%つまらないし…ということで、人には「抜く」ということが大事で、この抜きが自由な「揺らぎ」をもたらすのです。
実はこの揺らぎというのは人体でも大事な役割をしています。例えば、心臓の働きは少し余裕があれば手を抜くように出来ています。心臓の揺らぎは3パターンあり、様々なシーンで変えています。あるときは肺の状況に合わせてみたりするのです。息を吐いている時には、心臓が手を抜く揺らぎをしている時とされています。
瞳孔だって揺らぎます。リラックスしているとき、緊張しているとき、嘘をついているとき、瞳孔の揺らぎが変わります。私に嘘をついても無駄です。デコピンするぞ、です。
アスリートだって、筋肉に揺らぎが存在するからこそ勝ったり負けたりするのです。“入力”と“出力”で競技スキルは活かされます。(その筋肉の揺らぎをコントロールしているのは脳です。)
この手の話しは皆さんを取り残してエスカレートしていきますのでこの辺で。結局、何が言いたいかというと、仕事もトレーニングも人生も時々「抜いていこうぜ。」ということ。揺らぐ余裕を持たないと苦しい割に結果が出ないぞ、ということ。
どのように抜けばいいのかわからない人は、楽しい、リラックスできる、興味があるといった気持ちが持てることや人に近づいていけばいいのです。簡単、簡単。
あ、私は息以外していないような100%真面目な人なので近づかないでください。
ではごきげんよう。