ちよりキッチン
19 03 29 Fri

No.15「鶏もも肉のキムチクリーム」

料理説明

腸内には100兆個以上、重さにして1~2㎏の細菌がいると言われており、大きく善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類されます。

善玉菌は腸内の有害物質を分解したり、腸の運動を活発にし、便秘や下痢を防いだりするなどの働きがあります。一方、悪玉菌は、腐敗物質や発がん性物質を作ったり、腸の運動を阻害したりして便秘の原因になるほか、肌荒れ、吹き出物、老化の促進などを引き起こします。日和見菌は悪玉菌、善玉菌どちらの働きも持っているもので、腸内の状況によって働きを変える細菌です。善玉菌が優勢の時はビタミンなどの有用物質を合成し、悪玉菌が優勢の時は有害物質を作ります。

そのため、善玉菌が増えるために必要な「エサ」となるもの(=プレバイオティクス)や腸内細菌のバランスを整える生きた微生物やそれを含む食品(=プロバイオティクス)をとることが、腸内の状態を良くするために重要になってきます。

前者は野菜類、海藻類、豆類に含まれる食物繊維やオリゴ糖などで、後者はビフィズス菌や乳酸菌、またはこれを含む食品のことを指します。
今回使用しているキムチなどの発酵食品は両者を多く含んでおり、腸内環境を整えたいときにおすすすめのメニューです。
牛乳を入れてクリーム風味にすることで、辛さが和らぎ、お子様でも食べやすくなりますよ。

 

レシピ

材料(2人分)

鶏もも肉・・・・・・・・240g
塩・・・・・・・・・・・少々
こしょう・・・・・・・・少々
ごま油・・・・・・・・・大さじ1

★キムチクリーム

玉ねぎ・・・・・・・・・70g
キムチ・・・・・・・・・120g
牛乳・・・・・・・・・・150cc
アスパラガス・・・・・・4本
ごま油・・・・・・・・・小さじ1

 

手順

① 鶏もも肉は開いて、塩こしょうで下味をつけておく。

② フライパンに分量のごま油を引き、①をこんがりと焼く。

③ キムチクリームを作る。別のフライパンに分量のごま油を引き、玉ねぎをしんなりするまで炒め、半分の長さに切ったアスパラガス、キムチ、牛乳を加えて軽く混ぜ、温める。

④ ②の鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、皿に盛る

⑤ ④の上に③のキムチクリームをかける。

 

投稿者

こんにちは、廣松千愛(ちより)です。

g-zone fitnessで管理栄養士として、栄養指導をさせていただいております。

今後定期的に、「健康とトレーニングのための食事」をテーマにレシピをご紹介いたします。

普段、トレーニングをされていたり、健康を意識しておられる方は、ぜひ参考にしてみてください!