つちやみきコラム
19 07 26 Fri

Vol.28「万場券を買える人と買えない人」

これは、ギャンブルをするとかしないとかのことではありませんので、嫌いな人もどうぞお読みください。ただの例です。

 

万馬券とは、競馬で1枚(100円)で、配当が100倍以上(1万円)になる結果を言います。多くの人が買う馬券では、万馬券は出ません。強く人気のある馬を買う人が多いから、人気の無い馬の配当が高くなります。

 

昔、プロのポーカーの人のコンディショニングアドバイスの仕事をしたことがあります。

その時に、準備としてギャンブル哲学を勉強しました。

 

ギャンブルには「決定値」で考える人と「確率値」で考える人がいます。決定値で考える人が一般的な人です。結果には必ず原因があり、がんばれば結果が必ず出るだろうと考える人です。努力したからと言って必ず結果が出るとは限らないのに、結果が出ない時に必要以上に大きなストレスに感じてしまうのです。

一方、確率値で考える人は、上手くやれば確率的に成功することもある、結果は運の場合もある、失敗しても次に行くパワーがある、という感じです。

 

この2つの理論で決定的に違うのは、決定値で考える人は何かが終わった時に「やるべきでなかった」と考え、確率値で考える人は「仕方ない、次に行こう」と思えることです。そして、前者のような考え方の人はギャンブルを好みません。ギャンブル以外でも、面倒なことは最初から関わらないという考え方です。

 

どちらが良いか悪いかということではなく、決定値論の人が確率値論の人に“いかにも”なアドバイスをするな、ということは言えます。結果が見えにくいものに挑戦し続ける人に、決定値論の人は批判をすることがあります。しかし、傍観者でしかない人に言われてもなんの役にも立ちません。だってリスクを承知で挑戦しているからです。

 

今、私の友人にも今新しいことにチャレンジしている人がいます。

普通の人らは、批評してみたり、アドバイスをしたりするかもしれません。でも、もう動き出している時点でその友人はその人たちと勝負している土俵が違うと思っています。

 

少しの失敗は織り込み済。少しの負けは織り込み済。

何か挑戦しようと思っている方。過去の事例だけをみていたら結果は出来ません。過去のデータだけを観ている人が万馬券は買えません。

勇気を持って、頭を使って、汗をかいて挑み続けるのです。ダメなら違うことをしたっていいのです。

 

「人を挑戦を笑う人はその他、大勢。雑魚キャラです。」アベシっ!