つちやみきコラム
18 09 06 Thu

Vol.6 「私、未来って名前。」

ああ、夏休みやっと終わってくれた…でも、また来年も夏休みがやってくる。なんなら、その前に冬休みもあるし。オムツや離乳食などの手間がなくなっても、今度は成長期、そして思春期。ボリュームのある食事の支度、作っても作っても終わらない食欲。回しても回してもなくならない洗濯物。食べても食べても当たらないガリガリ君。2018年、夏。

 

と、ざっと愚痴ってみましたが、こんなことどうってことないのです。本当は。

自分の人生すらままならないのに、子どもなんて自分の理想通りに動いてくれるはずがないのはわかっていますもの。ご飯の支度を1日に5回6回したってどうってことないです。

 

こんな場所で自分のことを語るのはよくないことはわかっていますが、話の流れ上、今日は少し話させていただきます。

私の母は40代で病死しています。父もすでに60代で病死しています。母は今の私くらいの年齢で病気が発症して亡くなっているので、私が結婚したことも子どもを産んだこともみていません。

しばらくは、ずっと両親がいなくなったことを、親孝行してあげられなかったことを後悔し悲しんでいました。どうしたら、この心を乗り越えられるかな…と思っていたのですが、少し前に小さな小さな気づきがありました。

 

私の名前は「未来」です。

子どもの名前をつけるときに親は、少なからずとも何かを願っているはずです。

あ、高校の時に「一郎・次郎・三郎」の次郎と同級生だったので例外もあるかもしれませんが。次郎…よいお名前です。

 

「未来」。自分で言うのもなんですが、なんと輝かしい名前ではありませんか。そして、私は過去を都合よく忘れるというスーパー能力を身に着けたのです。私が1秒でも未来を向いて生きることが親の願いであったはずかと思うと、ああ、大丈夫だ、と思うわけです。

「子」が付く人は、「一」から「了」で最初から最後まで。良子さんは、人生の最初から最後まで良いことがありますようにということ。

 

みんな、何をそんなに望んでいるのでしょう。子どもにも、自分にも。

複雑になりすぎた人生をシンプルに戻すチャンスはいつでもあるはずです。色々なことに悩んだり、困ったりしている時には、自分をシンプルに立て直しましょう。

 

身体だって同じです。シンプルに「くう・ねる・遊ぶ・井上陽水」が出来ているかが最重要です。つらいときには、井上陽水です。

シンプルな人は、強いのです。基本的な部分が出来ていない人は、複雑で自分が何をしているか、自分のことがよくわかっていないのです。

 

あなたが今立ち向かうべきことは、鞄を小さくすることです。余分なものを持ち歩くな。以上。